感染症対策コミュニケーションラボについて


代表あいさつ


 この3年以上にわたる新型コロナ感染症対策を実行する中で私たちは多くの不安、不便、困難、我慢を強いられてきました。しかし、広域での感染症対策においては対策の”実行”主体は政府や専門家ではなく市民の側であり、かつ有効な対策が日常の行動を制限することが多いことから、それは止むを得ないことでもありました。ただ、それだけに、感染対策の実行の主役である市民一人ひとりが情報を正しく理解し、正しくしかも主体的に行動できることが大事なこととなります。

 私は、企業や団体における危機発生時の対内対外的なコミュニケーション支援や、食品や製品、原子力関連施設などのリスクについてのコミュニケーション活動の支援をしてきたことから、新興感染症危機管理コミュニケーションのあり方について、医学でも、行政でもなく、危機管理広報の専門家の立場から、国や自治体、専門家組織への助言や、感染症対策の専門家育成の支援をさせていただいております。

 こうした知見と経験の中で、「上」からの情報提供、広報活動にはやはり限界があることを実感していました。効果的にマスメディアやWebメディアを利用しても十分に迅速に市民全体にまで情報が届き、かつ、やらされるだけでなく、自ら理解して的確な行動をとるようになることまでは難しいということもです。そこで、情報を伝え、理解を促す「量」は少なくても、できるだけ確度高く理解を広めるために、直接市民に、もしくは何らかの市民の集団に直接アプローチする形で理解を深められたないか、感染症の基本的な知識・リテラシーを高めることはできないかとの想いから、この感染症対策コミュニケーションラボを始めました。

 私たちは、感染症の基本と対策の意味について、直接分かりやすく、市民の皆さまに伝えることで感染症への理解を社会的に深めることを目指します。また、情報を得た一人ひとりが再び周りの人たちに話したり、教えたりできるようになって理解が広まっていくことをも目指します。これによって、これからまたやって来るであろう次の新興再興感染症だけでなく、日常的に周囲にあって、色々な症状を引き起こす感染症にも強い社会となることを目指せればと考えています。

  

感染症対策コミュニケーションラボ 代表 田﨑陽典



団体概要


団体名:

一般社団法人 感染症対策コミュニケーションラボ

 

設立:

2021年2月

 

目的:

当法人は、感染症に関する知識の普及をすることにより、国民の健康に寄与することを目的とする

 

事業:

⑴ 感染症とそのコミュニケーションに関する講演、セミナー

⑵ 感染症とそのコミュニケーションに関する検定・試験

⑶ 感染症とそのコミュニケーションに関する認証事業

⑷ 感染症とそのコミュニケーションに関する調査及び研究

⑸ 感染症予防とそのコミュニケーション活動に関するコンサルティング

 

代表:田﨑 陽典

 

 住所:〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-14-7